妹のときとは違う感じ。
瑠子よりぜんぜん短いからすぐ乾いてしまった。
「迅…?」
何だか迅がすごく静か。
静かすぎてなんだかコワくなって声をかけてみた。
「…何だよ」
ちょっと不機嫌そうな声。
あたしは視線を上げ鏡を見る。
「迅…緊張して…る?」
ふいに出てしまった言葉。
迅がちょっぴり恥ずかしそうな顔をしているような気がした。
けれどそれを言ったのは間違いだった。
クルリと勢いよく回転した椅子。
気づけばあたしと迅は向き合ってる。
あまりの勢いにしゃがみ込むことができなかった。
「上等じゃねぇか」
やばい! なんて思ったときには遅かった。

