迅は今だにあたしの髪を乾かしている。
どっかからクシを持ってきては、ドライヤーをかけながら髪を梳かしている。
随分ご丁寧に…。
なんて思ったけど、もしかするとペットか何かのお世話をする感じに思われてるんじゃないかと思った。
お人形さんごっこか?!
それともあたしは犬か?!
迅は気の済むまであたしの髪を弄ると、
「はい、いいよ」
そう言って笑った。
あたしは胸を隠したまま立ち上がれない。
立ち上がったらパンツも丸見えになる…。
絶対に立てない…。
悩みに悩み、そして考えたあたしは良いことを思いついた。
「迅! あたしと交代して!」
あたしはそう言うと素早く立ち上がり、無理やり押し付けるようにして強引に迅を椅子に座らせた。
「…は?」
「あ、あたしがやってあげる!」
迅が椅子に座る。
あたしがドライヤーをする。

