プラトニック・ラブ




すると迅は小さくため息を吐いた。



…面倒だって思ってるんでしょ?



バスタオルをギュッと握り締めたまま俯く。



ガキだって思ってるんでしょ…?


わがままだって思ってるんでしょ…?



ボンキュボンの体格に自信のある人は普通に見せることができるのかもしれない。



でもあたしはできない。


勇気を振り絞ってもできない。



すると迅は突然あたしに背中を向けた。



ほらね。


呆れられちゃった…。



なんて思ったときだった。



「タオル渡して。 背中乗って」



そう言ってあたしの前にしゃがんだ。


あたしはその広くて大きな背中を無言のまま見つめる。