ポタポタと首筋に落ちてきた水に、ビックリして顔を上げる。
「…いってぇな」
そこには顔を顰めた迅が立っていた。
シャワーでも浴びたのか、髪が湿っているせいでいつもより大人っぽく見える。
「な…っ!!」
予想もしなかった出来事に声を上げる。
なんで?!
失敗した。
逃げるも何もできなかった。
…見つかった。
「どっかに隠れよう、とかいう先方だったんだろ?」
早速バレてる。
あたしはそんな読み取りやすい性格をしてるんだろうか…?
あたしは顔を真っ青にしたまま、風呂場に隠れようと踵を返す。
が、腕を掴まれ動けなかった。

