「ど…どこに?」
「夕飯だよ」
言葉と同時に腹が鳴った。
あたしは顔を赤くして俯く。
迅は笑うと、
「腹は正直だね」
そう言って部屋のドアを開けた。
…気になる。
どうも気になってしょうがないことがある。
スカート。
見た目だけじゃ分からなかったけど、身に着けてみるとよく分かった。
これは制服のスカートとはぜんぜん違う。
歩くたびにフワフワ揺れて広がるスカート。
本気でパンツが見えるんじゃないかと冷や冷やする。
あの露出度マックスの服の方が丈が眺めだから良かったかもしれないと思ったけど、あれはあれで谷間丸見えになるから無理だと思った。
あたしには自信満々に見せ付けられるほど立派な谷間はない。

