でも迅にやってもらうとなるとブラ見られるかもしれない、という恥ずかしさがあり、頼むに頼めない状況。
「何だよ? さっさとしろよ」
近づいてくる足音が止まらない。
あたしはパニックに近い状態になりながら、必死になって声を上げる。
「や…?! だ…だから待ってってばっ!!」
あたしの反抗も虚しく、迅はあたしの隣まで歩いてくると顔を覗き込んだ。
真っ赤になっているだろうあたしの顔。
でも迅はそんなあたしを見ても何も言わず、笑わずに、
「見ねぇから手どけろ」
そう言った。
その声がふざけているような声じゃなかったから、あたしは言われるがまま素直に手を下げる。
どうやら〝女性〟の気持ちが分かったらしい。
あたしは俯いたまま床と睨めっこ。
見られてないと思うけど、きっとどう頑張っても見えちゃってる。
ドキドキと心臓がウルサイ。
気づかれたくないからあたしはグっと胸を押さえた。

