絶対似合わない。
恥ずかしすぎる。
あたしは傍にあった空きのハンガーにワンピースをかけると制服を脱ぎ始めた。
着たくない。
逃げ出したい。
泣き言。
嫌すぎてマジで涙出てきそう。
でも分かってる。
逃げられない。
こうなったら開き直って着るしかないと思ったから、あたしはなぜか「おー!」なんて小声で気合を入れると背中のチャックを開けて首を通した。
ワンピースなんて着たのはいつぶりだろう。
小さい頃着たかどうかも曖昧なほど、あたしはズボンで生活してきた。
だからなのか。
スースーする…。
制服とは少し違う感覚。
腹も少しスースーする。

