確実にこの流れはあたしがこういう服を着ることになるパターンだ。
着たくない!!とまで思ってしまうほど、あたしは〝女の子〟の服が苦手だ。
基本、今までの私服はお母さんのおさがりとか、買ったとしても安売りしてるTシャツとかジーパンだったから、こういうのはかなり無理。
着たくないと思うがしかしそういう訳にはいかないらしい。
迅は小さくため息を吐くと、そのワンピースをハンガーにかけてあたしの元へ寄って来た。
近寄ってきたと思うと、あたしの首根っこを掴んで持ち上げた。
「…わわっ」
そのまま肩に抱きかかえられ、さっきの場所まで持っていかれると床に座らさせられた。
有無を言わせない、その行動。
驚いたあたしは抵抗する暇すらもないくらいポカンとしていた。
あたしの前に同じく迅も座る。
そして言った。
「着てみろ」
死刑宣告。
顔を真っ青にしたまま目を見開く。
ワンピースを着ることをなんとしても拒否したいあたしは、首をフルフル左右に振って答えた。

