こんな寝方をしたことがない。
正直微妙にキツイけど、確実にあたしより迅の方がキツイんじゃないかと思う。
…絶対キツイはず。
重いって言ったらすぐさまにでもどけばいい。
それなりに身長のあるあたしがずっと上に乗っていて、キツくないはずがない。
重いって言え…!! なんて願いながら回答を待つ。
しかし返ってきたのは、
「…平気」
喜べばいいのか悲しめばいいのか分からない回答だった。
〝重い〟そう言われなかったことは嬉しい。
けれどそう素直に喜べるわけがない。
この状況が夕飯まで続くってことでしょ…?
「で…でも、申し訳ない…というか……あの…」
どうしようもない状況に、ボソボソと言葉を零すあたしに静止の一言。
「…寝る」
その言葉と同時に後頭部に手が回る。
そしてグっと下に押し付けられた。

