くるりと。
見事に視界が回転。
突然のことにされるがまま。
上手く立て直すことができない。
気づいたとき。
「…え?」
あたしは何故か迅さん――――――じゃなくて迅の上にいた。
仰向け状態で再びソファに寝転がっている迅。
一方あたしはうつ伏せ状態で、迅の胸に顔を押し付けてる始末。
あまりの早業に、あたしは呆然としてしまった。
暫し迅の胸に頬をくっ付けたまま、何が起きたのか分からずにボーっとフリーズする。
な……え?
そんな今だ何が起きたのか状況理解が出来ていないあたしに、迅は小さく息を吐くと、
「…寝るぞ」
擦れた声でそう言うと、スっと目を閉じる。

