あたしが言わなくちゃ離してくれそうにない。
終わらない。
そう思うからこそ焦って上手く言葉にできないのかもしれないけれど、どうしようもない自分自身が恥ずかしい。
しかも言わなかったら、迅さんは本気でこのままの体勢で再び寝てしまいそうな気がしてきた。
そんなのは無理。
それこそ生き地獄。
だから言うしかない。
いつまでもこんな体勢だったら、命がいくつあっても足りやしない。
緊張で震えそうな声を必死に堪え大きく息を吸い込むと、あたしは言わなくちゃ開放されない言葉を口にした。
「…………迅っ」
とてつもなくか細い声だった。
震えているのが見え見えだった。
そう言った直後、あたしの視界が回転した。
「え……あ――――――わっ?!」

