「あ…あの、迅さ…」 「…違うでしょ」 なんなんだろう!! なんだか今日の迅さんはすごくオカシイ。 最初のときとは180度、いや、グルグル回ってきての360度違いすぎる。 こんなのいつもの迅さんじゃない。 そう考えてハッとした。 本当の迅さんって何だ…? あたし達はお互い何も知らない。 何も分からない。 分かるのは1つで、これから一緒に生活をしていくということ。 「迅…さん…」 「…呼んでよ」 無理だと言えない。 恥ずかしいと言えない。 この弱弱しい声があたしの心に言う。