「…あぁ」
迅さんはフワフワした声質のままそう言った。
「…このデカイ家に1人は寂しい」
小さく小さく呟いた言葉。
ドキンっと心臓が跳ね上がる。
声と同時に迅さんが密着してきたからなのかもしれないけど、そうじゃないような気もする。
これなのかもしれない。
〝愛情〟を求めている。
あたしも。
迅さんも。
あたしは小さく唾を飲み込み、息を吸った。
「迅さん…あのですね―――」
「気に入らない」
突如、あたしの言葉を遮るように迅さんは言葉を発した。
突然変わったその声色に、あたしはビクリとして言葉を止める。

