でも頑張らなくちゃいけない。
なんて言ってもあたしと迅さんは夫婦。
離婚なんて絶対できない…!!
あたしはもう一度瑠子と圭介くんを見ると立ち上がる。
スカートをはらってヒダを直すと駆け出した。
何となくだけど、迅さんに会いたくなった。
瑠子と圭介くんが仲が良いからかもしれない。
お母さんと英二さんが仲が良いからかもしれない。
とてつもなく会いたい。
顔を見たい。
分からないことだらけだから、もっと話したい。
このままじゃあたし達だけが仲間外れみたいで、ちょっとムっとする。
靴を履いて家を飛び出し、迅さんの元へと駆けて行く。
大きな家を通り過ぎ、見えてきた同じような大きな家。
どこから入っていいか分からなかったから、とりあえずこの前と同じところから入ることにした。
靴を脱ぐ。
そして顔を上げる。

