ちょっとビックリ。
けれど次の瞬間には我に返ったあたしは、近距離にボンっと顔を赤らめた。
「じ…迅…さん…っ?!」
迅さんからは微かな香水か何か、心地良い香りが運ばれてくる。
それにすらドキンっと心臓は跳ね上がる。
けれど。
「迅さん…?」
突然あたしを抱きしめたまま動かなくなってしまった迅さんに、あたしは尋ねるように名前を呟いた。
すると暫し黙っていた迅さんがポツリと言った。
「ちょっと充電」
「…え?」
ギュッと強く抱きしめられる。
あたしと迅さんの体はこれでもかってくらい密着する。
その行動にドキンっと心臓が跳ねたけど、見たこともない迅さんにあたしは落ち着きを取り戻して小さく問いかけた。
「何か…あったんですか…?」

