「お…お口に合います…かねぇ…?」
「平気」
「そ…それはよかった…」
ちょ…ちょっとちょっと!!
そんな短い返事ばっかりじゃなくて長い言葉を喋ってくれよ!!
なんて思うけど、迅さんは何も言ってこない。
ただあたしを見つめ、短めな返事を返してくるだけ。
だからあたしが必死になって言葉を続けるしかない。
「あ…あの…ですね…」
そんな、懸命に話題を探しても探しても見つからないあたしの言葉を静止させる言葉。
クスっと笑うと迅さんは言った。
「今日の瑠璃、よく喋るね」
やばい。
あたしは慌てて床に視線を落とす。
バレタかもしれない。
いや、もしかすると始めっからバレてるのかもしれない。

