あたしはジーっと迅さんを見つめ、答えを待つ。
ちょっとドキドキの瞬間。
〝食べない〟そう言われたらすぐさまここから立ち去ろう。
〝食べる〟そう言ったら迅さんと手を繋いでリビングへ向かおう。
うん、そうしよう。
それがいい。
すると迅さんは何を思ったか。
ニコっと口角を上げると、
「焼きうどん作ってくれんのー?」
そう訊いてストンとあたしの前に座って見つめてくる。
その口調からして、期待しているような感じ。
あたしは少し間を空けて、
「…食べます?」
恐る恐る再度訊き返す。
そんなビクビクしているようなあたしに、迅さんは柔らかく微笑むと、
「瑠璃が作ってくれたのなら食べる」
膝に頬杖を付いたままそう言う。

