絶対馬鹿にされてるッ!!
憤慨したあたしは、これ以上この人というと爆発しそうだと思い、ここから立ち去ることにした。
迅さんに背中を向け、地団太と踏みながら歩き出す。
ムカつく。
最悪最低。
――――がしっ
「…へ?」
気付けば背中に体温。
あたしのお腹に腕が回ってる。
ぐっと力強い腕に後ろに引かれる。
ぎゅっと抱きしめられた。
いきなりのことに、あたしはビックリして停止する。
そんなあたしの耳元に口を寄せ、色っぽい声で囁いた。
「拗ねんなって」
その耳元で響く声にビクンっと体がビクつく。
同時にドキンドキンっと心臓の音が加速する。

