―――ふ
「っ!!」
突然、迅さんの手がブラのホックに触れた。
その衝撃で少し上にずれる。
ななな…?!
あたしは驚いて体を仰け反らせる。
すると空耳だろうか。
耳元でクスっと小さな笑い声が聞こえた気がした。
あたしはパっと顔を上げる。
けれど迅さんは正面―――先生の顔を見てるままだった。
なに…?
「皆川にやってほしいものがあって…えっと…逃げるもんですから追いかけていたところです…」
先生オドオドしすぎ。
どう見たって先生の方が年上なのに…って、大人になるとそういうのって関係なくなるんだっけ?

