プラトニック・ラブ





「っ?!」



驚いて目を見開く。


それとほぼ同時に声がした。




「皆川ぁ!!」




やっぱり後ろから追いかけて来ていたのは先生だった。



ヤバイ! っと思ったけれど、目の前の誰かに抱きしめられているせいで走り出せない。


意味はないと分かってはいるけれど、ギュっと目を瞑り、身を小さくした。



捕まりたくねぇ!!


マジやりたくねぇ!!



ってかあたしじゃなくて深谷を追いかけろよ!!



怯えてたあたしは消え、逆に憤慨していた。



大の大人が男子高生じゃなく女子高生を追い掛け回すなんてセコすぎる。


教師のくせに考えがセコいのが腹が立つ。



けれどあたしの名前を呼んだ次の瞬間、



「あ…いらしてたんですか」



声色が変わった。