プラトニック・ラブ





どこへ向かうのか分からない。


どこへ向かえばいいのか分からない。



確実にこのまま上に上がったら行き止まりだということは分かっているけど、なぜか足が止まってくれない。



後ろから聞こえる足音に、しつこい!!なんてキレそうになる。



ここまで追いかけて来るのは確実に先生しかない。


このまま走っていても確実に捕まる気がする。


慌てたあたしは階段を上るのを止め、隠れられる場所を見つけようと急いで角を曲がった。



瞬間。





――――どっ





体に重く圧し掛かるような衝撃。


同時に足がフワっと浮く。


視界に映るのは薄汚れた汚い天井。



あ…。



倒れる! そう思った瞬間、誰かに腕を引っ張られた。


そのおかげであたしは前かがみの状態になり倒れなかったが、ぶつかった人の胸に体を押し付ける羽目になった。