プラトニック・ラブ





あたしと深谷の差は一体何メートルあるんだろうか。



なんて思っていると、とうとう見えなくなってしまった。


完全に見失った。



やはり深谷という奴はあたしのことを気にしてくれるような、そんな優しいメンズではなかった。


自分のことしか考えてない自己中め…。



ここでカッコいいところを見せて助けてくれたら、サンドイッチのことを水に流してやろうと思ったのに、深谷は一度もあたしのことを見なかった。



やっぱりこれはアイスを奢ってもらおうと思う。


水になんて流してやらない。


ついでに三山に美沙の分も奢らせようと決めた。



しかしこれはイタイ。


そしてマズイ。



迷子にはなりたくない。


けれど下手に変な場所に行ったら確実に迷子になって誰かに見つけられて、そして先生に見つかってやらされることになるに決まってる。



嫌だーっ!!!



どこへ行くのが一番良いのか分からないあたしは、ただがむしゃらに階段を駆け上がる。



走って酸素が上手く頭に回らないせいか、思考が上手く働かない。