プラトニック・ラブ





「あっ!!」



捕まるわけにはいかない。


そんな面倒なことできない。



他の奴にやらせろッ!!



あたしと深谷の思っていることは同じ。


いまいち学校内全てを覚えていないあたしは、迷ったりしたら大変だから深谷について行く。



こんなとき思う。


そこそこ足が速くて良かった。



男子に勝ることはできないけれど、何メートルか後ろを懸命に走って行くことならできる。




「お前ら――ッ!!!!」




後ろから先生の怒鳴り声。


何となく走っているような足音も聞こえてくる。



う…嘘でしょ?!




確か入学したてのとき、誰かがあの先生は高校生のときここらで知らない人がいないほどサッカーで有名だったと言っていた気がする。



…ちょっと待て。