プラトニック・ラブ





〝女の子〟の美沙の隣にいると余計に男っぽく思われる。


そんなあたしは毎度のことながら男子と一緒に雑用を押し付けられる羽目になる。



もう諦めてるけど。



美沙と三山は目を合わせると、まるで最初から決めていたような台詞を口にする。



「こらー皆川ーやめなさーい」



「そうだよー女の子が首元掴んで睨みつけたりなんてしたら男の子になっちゃうよーお下品だよー」



…所詮もう男だよ。



あたしは盛大にため息を零すと深谷の首元から手を離した。



深谷はあたしに気づかれないようにため息をついたつもりなのかもしれないけど、あたしにはまる聞こえで本気でブッ飛ばしたくなった。


けど美沙があんなことを言うから抑えておいた。



お下品…あたしに品なんてねぇよ。



何やら深谷はポッケを漁ると、あたしに何かを投げつけてきた。


あたしは上手くキャッチする。



「何?!」



「それで許してー」



投げつけてきたのはリンゴ味の飴だった。