あたしの心なんて二の次。 そう考えてしまうに決まってる。 ずっとそう考えてきたんだ。 許されなくてもいい。 軽蔑されたって構わない。 あたしの心を押し殺して生活が楽になるなら、心―――気持ちなんて消してやる。 分からなくなるから。 だからやめて。 やめよう。 平気。 大丈夫。 ――――本当? 平気。 大丈夫。 大丈夫。 心はちゃんとここにある。 あたしは立ち上がり、椅子に腰掛けるとペンを掴んだ。