その間は何だ。 教えてくれてもいいだろうに。 なんて思って気づいた。 面倒だからに違いない。 一瞬空いた間は悩んだからに違いない。 そして面倒だと思ったから言わなかったに違いない。 …なんて人!! キーっと憤慨したときだった。 突如、スっと手を差し出された。 「…?」 あたしは首を傾げ、その差し出された手を見つめる。 するといきなり始まった。 「櫻井迅だ。 櫻井グループの1人息子。 ちなみに21」 自己紹介らしい。 迅って名前らしい。 そして21歳らしい。