小学生が大学生に飛び級するくらい凄い。
平民が貴族になっちゃうくらい凄い。
小魚が鮫になるくらい凄い。
「ちょ…待ってよ…」
脳内パニックで紡ぎだすことができたのは休戦の言葉。
別に戦ってはないけれど、あたしの脳内では氾濫が起きてる。
「待つよ?」
「…え?」
このパターンからして〝待たない〟と返ってくるもんだと思っていたあたしは、その言葉に間抜けな声を出す。
どうやら待ってくれるらしい。
急に追い詰めて書かせるような、そんな酷いことはしないらしい。
「あのさ…」
「うん?」
「それ本気…?」
「本気」

