どうせお前もお説教を食らうんだ!
さっさとあたしを解放しやがれ!
―――が。
ここでまさかの展開が訪れた。
…は?
目の前に差し出されたのは2枚の作文用紙。
あたしはその作文用紙からゆっくりと視線をオバちゃんに移す。
未だオバちゃんの目は吊り上ったままの不機嫌マックス状態であたしを見ていた。
あたしは恐る恐る開口して尋ねた。
「あの…、これは―――」
言葉を言い終えるより早く、
「反省文を書いてきなさい! 明日提出すること!」
そう早口に告げた。
オバちゃんの言葉には棘が生えている。
チクチクチクチクあたしに突き刺さってくる。
じょ…冗談でしょ?

