この空気どうするんだよ。
壇上ではお父さんくらいの年齢の人がどうしたらいいのか分からずに戸惑っている。
物凄く申し訳ない。
どうしたらいいのか、どうすることが最善の策なのか分からないあたしは、ボーっとしていると勢いよく腕を掴まれた。
そして、
「き…来なさい!」
慌てるようにそう早口に言ったオバちゃんは、強引にあたしの腕を引っ張った。
いきなりのその行動に、あたしはコケそうになりながらも引っ張られるがまま体育館を後にした。
―――…
あぁもう最悪だ。
一体あれから何分たったのだろうか。
あたしは体育館を後にした後、すぐさま引きづられるようにして生活指導質に連行された。
そして始まったお説教。
軽く30分は経った。
背筋を伸ばしているのも疲れてきたし、椅子が硬いせいもあって尻が痛くなってきた。

