に、妊娠してない??





「《お母さんかぁ…実感湧かない》って言ってただろ??
《奏にはまだ内緒》…って…。」




「あ…聞いてたの?!
もぉ!!あれは実家の犬の話だよ!!」



「…い…ぬ?」



「そうなの♪もうすぐ赤ちゃんが生まれるんだよ♪」




「つ、つわり…あったじゃねぇか!!」




「つわり??
…あぁ…あれは、職場で虫…とかがランチで出たから、気持ち悪くて…」






「…妊娠してないのか?」



「…残念ながら」


千秋は舌を出して笑う。





…俺の幸せな未来予想図…


…俺の母性に似た感情…







「ち〜あ〜き〜!!!
俺の母性を返せっっ!!!」

俺は千秋の頭をガシガシした。



「い、意味わかんないし!!!」






…ん?ちょっと待てよ?
じゃぁ…作ればいいじゃん♪


−−−−(・∀・)−−−−





「千秋っ!!」



「はいぃぃ??」







「今から子ども作るぞ!来いっっ!!」










−−−−−−−−


1ヶ月後…




「奏…」




「ん?どした?」




「…妊娠したみたい♪」




「…念のため聞くけど…誰が?」






「あ・た・し♪」












[完]