……今年 高校生になって二回目の春がきた。 特別頭が良いわけでもなく、特別頭が悪い訳でもない普通レベルの桜高校に通ってる二年生の私、大崎樹莉。 私は廊下の窓から今年は少し早く咲いた桜を見ていた 「樹莉!!」 私は突然名前を呼ばれた、振り返るとそこには馴染みのある顔があった。 私の幼なじみで一つ年下、今年から同じ高校生の 矢神 龍だった。