止まることのない会話。

というか言い合い。


普通は女が肯定して、男が否定すんだろ。


…そうだ。敏史は体の関係を持つのが簡単なだけじゃなくて…


「…わかったよ」


オレは小さくため息混じりに呟いた。


それを合図に二人の言い合いが途切れる。


「ちょっとつくしちゃんは離れてもらえるかな?」


うん、今はちゃんと笑えてる気がする。


つくしちゃんがゆっくり離れてくれたから。



そしてゆっくり敏史に近付いて…



「こんのドMがっ!」


敏史を殴り飛ばす。