いつもなら流されるけど……
「だめですっ」
真っすぐ見て、はっきりと言った。
「彼女がいるのにそういう風に遊んだりしちゃだめです」
すると原敏史はさっきまでの笑顔はなくなり、真剣な表情になった。
「あー、その制服、桜井学園?…場所かえよっか」
そう言う原敏史さんはいつも近付いてくる男子の目とは違って真剣な目だったから、私は素直について行った。
柊高校から住宅街を通って、人通りの少ない公園。
そこの端っこにあるベンチに座った。
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