つくしちゃんもねっころがりなよ、って人懐っこく笑う空先輩。
ゆっくりと空先輩の隣にねっころがる。
「本当だ、綺麗」
「でしょ?…でもねつくしちゃん」
そう言って起き上がる空先輩。
そして私の顔を見ないまま続ける。
「男に寝ろって言われて寝ちゃだめだよ?」
「……え?」
いつもより少しだけ低いトーンの空先輩。
私…もしかして怒らしちゃった?
嫌だよ。怒らないでほしいよ。…やだよぉ。
そして目に涙が溜まってきた時
「なーんて。つくしちゃんは可愛いんだから注意しなきゃだめだよ?……っえ?」
いつもの笑顔で振り返った空先輩。
だけどすぐに表情を曇らした。


