「もちろんッスよ、もうそんなことはしねぇし!」 “もう”のところであきの眉がぴくりと動いたが それはスルーして。 「じゃあ話は早いな」 「え?」 「朱音の誤解を解いてから、買ったネックレスを朱音にあげろ」 そうすれば、解決だ。 まあ、確かにクリスマスにはまだ少し日にちが早いが 仕方ないだろう。 ごちゃごちゃ言ってる暇はない。 仲を戻す方が優先だ。 うんうんと、納得していたオレたちに 敏史は今度はふざけたことを言い出した。 「は?なんで朱音にネックレスをあげなきゃいけねぇの?」