少しの沈黙の後、 『ネックレス…』 小さい声でつくしは言った。 「え?」 『ネックレス付けてあげてたって!』 「ネックレス?」 敏史に視線を送ると、敏史は眉間にしわを寄せた。 『学校帰りに見たんだって。宝石店から知らない女の人連れて出てきたところ』 「宝石店…?」 『うん。しかも宝石店から出て来たあとに買ったばかりのネックレスをその女の人に付けてあげてたらしいよ』 ……へぇ。 自分の顔がどんどんきつくなっていくのがわかる。 オレは“わかった、敏史に聞いてみる”と言うと電話を切った。