とにかく、寝かせられる場所がいい。
…保健室か?
そう思って、保健室に向かって歩いてると、
「おっ、空先輩じゃないっスか」
後ろから声を掛けられて振り替える。
金髪に近い明るい色の髪に、右耳には3つのピアス。
「敏史、お前来てたのか」
「当たり前だし。先輩にも朱音にも会いたかったしな」
にかっと笑って見せる敏史。
すると、目線をオレより少し右側に逸らして
「つくし寝てんの?」
そう言いながら、つくしを覗き込んだ。
「…ん…、原敏史…しゃん?」
小さい声で呟くように耳元で言うつくしの声に
ドキンとしたのは事実で。


