レンアイ 遊興





冷静になって聞いたオレの言葉に、知美は鼻でふんと笑った。


「そうよ」


口角を上げて言うそれは恐ろしくて。


「ここにいる子、みーんな空とあきのことが好きなのよ?」


「は?」


あきが目を丸くしている。


無理はない。

気がついたら、知美の周りを囲んでいる女子が教室の半分を占めてるくらいいるのだから。


「それに、こんなの全然少ないんだから」


…嘘だろ?


呆気に取られるオレたち。


少しは好かれる立場なのかな、と思っていた考えが一気に吹っ飛んで。


マジで?


なんて疑問がぐるぐる頭を巡る。