「あー、確かに過ぎてるね」
なんて壁にかかっている時計を見ながら、人事のように言う空。
「おま…」
「それ行かなきゃだめ?」
お兄ちゃんの怒りの言葉を遮って、にこっと笑いながら爽やかに言う空。
その後に
「だめに決まってんだろーが!!」
なんて怒鳴られてブチッと電話を切られたのは言うまでもない。
パチンと携帯を閉じて、ポケットにしまう空。
「クラスので行かなきゃいけないんだ」
悲しそうな顔をしながら言う空に、私まで悲しくなってくる。
「つくしと一緒にいたいんだけど…」
「大丈夫だよ!」
いたたまれなくなって、私は言った。
「当番なんでしょ?行かなきゃ!」


