文化祭当日。 …ひまだよぉ。 朱音も拓ちゃんも生徒会室で打ち合わせ中。 何もすることがなくて、仕方なく劇の台本を見る。 『貴方は隣の国の王子様!どうしてこんなところに…』 『貴女を迎えに来ました』 『え、なんで…』 『そんなことを言ってる暇はない さあ、早くここから逃げましょう』 この後、手をとられて舞台裏に駆け込むんだよね。 …拓ちゃんと触れるのはこのシーンの手だけなんだけど。 やっぱり緊張するよぉ。 ううっとうなだれる私。 それにさ、 ハッピーエンドなんだよね、王子様とお姫様。