間宮さん男に人気あるし…襲われたらやばいんじゃねぇか?


あきと顔を見合わせ、あきがバッと走って行こうとした瞬間。


「多分あき先輩のファンだと思う!」


…え?


「オレの…ファン?」


あきは走ろうとした足を止め、目を丸くする。


「男じゃねぇの?」


「女。よくあき先輩の傍にいる人たち」


あきの質問に答える朱音ちゃんの言葉に、

ますます目を丸くしたあき。


「アイツらはオレのことからかってるだけで

ファンとかそんなんじゃねぇよ」