「それだけでなんで彼女なんだよ」 フるっつーこともあんだろ。と言うお兄ちゃん。 「ち、違うもん!」 私は言う。 「今日…拓ちゃんと練習しに行った時も、空先輩と…彼女が笑いあってたし…。彼女、空先輩の腕にすごく絡み付いてたし…」 うぅ、と涙を拭きながら言う私。 「で、でも空くん優しいし…そういう光景はたまに見るよ?」 雪音先輩がフォローしてくれたけど、 「優しい…かぁ」 知美先輩に言われた言葉を思い出して辛くなってしまった。