レンアイ 遊興





でもお兄ちゃんの一言で、私は固まった。


「大丈夫か、お前」


「………え?」


やっと口から出た小さい声。


「何があった?」


「…なに、が?」


声が震える。

真っ直ぐ見るお兄ちゃんに、目を逸らすことさえ出来なくて。


「つくしちゃんがどうかしたの?」


のほほんとした雪音先輩の声が遠くに感じて。


「てゆーか、こういう仕事は議長が持ってくるんじゃなくて、普通副会長なのよ。

あの拓馬、仕事サボって、もう」


「あっちょっと!」


「え、なに?」


雪音先輩の声に慌てる朱音。


……拓ちゃん…ねぇ。