今更慌てて、焦っているつくしちゃん。


…一番見せたくなかったこの場に

なんでつくしちゃんがタイミング良くいるんだよ…。


「わわわ私っ、文化祭の劇の練習をしてただけでっ!

その、告白現場を見たかったとかそういうんじゃなくて…っ!

あの…その…し、失礼しましたっ!!」


そう勢いよく言って、つくしちゃんは走って行った。


「待て!」

「空っ!」


待てと叫んでつくしちゃんを追おうとしたが、それを腕を捕まれて知美に阻止された。



「私…空に告白したんだよ?」