すると、あきがかなり顔をしかめるから、 「じゃあ、頑張ってね」 と、あきには聞こえないように間宮さんの耳に小さく呟いた。 まぁ、あとは頑張ってくれ。 なんて思いながら、背を向けたまま軽く手を上げる。 さてと。 屋上にでも行こうかな。 「あっ、いたー!」 そんな声と共に近付いてくる足音。 しかも、それがひとつやふたつじゃなさそうだ。 振り返ってみると 「「「私と踊って!」」」 あ〜次は三年の先輩達か。