レンアイ 遊興





オレが思うに、もう間宮さんの答え出てると思うんだけど。


あ、それともあきは男に見られてないとか?

まぁ、可愛いから仕方ないか。


なんて、いろいろ考えながら歩いてたら、図書室の前まで来てしまった。


あき、うまくやってんのかな。


なんて思ってから、このまま屋上まで行こうとした時に、


「あれ…?」


文化祭のことを決めている騒がしい声に、掻き消されてしまうくらいの小さい声が聞こえた。


歩こうとしてた足を止めてゆっくりと振り替える。


「…空くん」


そこには綺麗なショートヘアをなびかせる、間宮さんがいた。