「そういうあきは告ったの?」 「はぁっ!?」 話題をあきに振ると、一気に顔を赤く染めたあき。 「オレが、だ、誰にすんだよっ」 「間宮さん」 自分のことになると焦り方がハンパじゃないあき。 迷いもなく答えると、更に焦った様な言葉が返ってきた。 「す、するかよっ!誰があんな奴に…っ」 あきはわかりやすいんだから、こうやって否定する意味なんてないのに。 「でも、間宮さん人気でしょ?あのツンデレがいいとかなんとかでよく男達が騒いでんじゃん」 オレの言葉にうっ…と固まるあき。