昼休み。 朱音は文化祭の服作りを女子達と頑張ってる。 暇だなあ。 机から台本を出す。 こんなところでぶつぶつ言っててもしょうがないしなあ。 …図書室でも行こうかなあ。 私は台本を持って、図書室へと向かう。 そして、図書室のドアを開ける。 あんまり人がいない。 「あっ、本借りる?それとも返す?」 カウンターにいた人がにこっと私に向かって微笑んだ。 「あっ、えっと…何もしないです」 「えっ、何もしないのー?」 私が言うと、残念そうに言う。 先輩…かな? それにしても可愛い人だなぁ。