はーい、なんて元気に返事をして


「先輩、ありがとうございました」


なんて言うから


「いや、たいしたことしてないから。とにかくお前は帰りなよ」


そう敏史に向かって微笑んだ。



歩きながら、自分の携帯を取り出す敏史。


「……あっ、朱音?」


アイツならどうにかなるだろう。



次は


「つくしちゃん。ちょっと話せる?」


「は、はい」


ニコッと笑ってさっきつくしちゃんと敏史が座っていたベンチに座る。


すると隣につくしちゃんがちょこんと座った。