というわけで答えは全部・・・。

俺は自分でも世界一可哀想な高校生だと思う。



俺と黄桜の入った学校は聖・アベリア学院大学付属総合技術学科というところで
黄桜は推薦でアベリアへの入学を決めた。一年生にも関わらず全校生徒1000人というマンモス校で生徒会長を勤めている。

推薦を基本的に取らないアベリアでの推薦合格者である黄桜は異例中の異例というもので
全校生徒の憧れの的だ。きっと生徒会長に任命されたのもそういうことが関係していると思われる。

アベリア学院は生徒を学科(位)分けしていて


キング(総合最上級男子生徒)

クイーン(最上級女子生徒)

ルーク(理系・文系専攻)

ビショップ(医療・看護専攻)

ナイト(スポーツ・運動系専攻)

ポーン(普通科)


という具合になっていて、黄桜はクイーンに席を置き俺は元々ポーン生徒だったものの努力に努力を重ね、今ではルークに席を置いている。
クイーンとキングは1,2,3年生の中で全科目の中での学院内ランキング上位者だけが入れる。クイーンとキングは校内でのあらゆる権限、特権、施設の入室許可が出されている。

ルークとビショップはお勉強組みがそろっている。権限は図書館での優先座席譲渡。

ナイトは大会などで好成績と残すことでキングと同等の権限を得ることが出来る。
もちろん、成績を残せなければポーンと同じような扱いだ。

ポーンは最下級クラスで高い学費を払わせるくせに公立高校と同じような扱いだ。

アベリアは弱肉強食だなぁとたびたび思う。


特に行く高校を決めていなかったし、両親の母校ということもあって入学を決めた。
黄桜に誘われたというのが大部分を占める理由なのだが・・・